平成28年3月31日に、経済産業省の「平成27年度補正予算　商店街・まちなかインバウンド促進支援事業費補助金（中心市街地活性化事業）」の第1次公募について、採択結果が発表されました。

当社では、全国で4件が採択されたうち、福知山フロント株式会社（京都府福知山市）の「町家活用ゲストハウス施設整備事業」、株式会社まちづくり三原（広島県三原市）の「山脇邸リノベーション事業」のサポートをしています。

■町家活用ゲストハウス施設整備事業

福知山フロント株式会社（京都府福知山市）は、商店街の若手が中心となって平成27年12月に設立したばかりの会社です。今回採択されたゲストハウス施設整備事業は第一弾事業であり、福知山駅から徒歩3分という好立地にある元旅館の建物を活用してゲストハウスを整備するものです。また、京都・大阪から城崎や天橋立などの北近畿へと福知山を素通りしている外国人観光客を誘客するインバウンド事業として位置づけられており、福知山のまちなか観光の情報発信拠点となる宿泊施設として、多言語対応のホームページの開設、台湾でのトップブロガーによる情報発信などを同時に展開していきます。

■山脇邸リノベーション事業

株式会社まちづくり三原（広島県三原市）では、城下町の風情を残す本町エリアのシンボル的存在である大正末期の商家「山脇邸」の再生に向けて、地域のボランティアと共に建物の修復やイベントに取り組んできました。今回採択された山脇邸リノベーション事業では、1階に石釜ピザで人気の「道の駅よがんす白竜」がレストランとして入居し、2階には洋室と和室のフリースペースを設け、様々な体験型のイベントを開催します。三原城の築城450年事業（平成29年）や本町エリアのお寺巡りイベント等とも連携し、瀬戸内や広島県ぐるみで取り組むインバウンド観光の拠点のひとつとしての機能を果たします。